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 トランプ米大統領が「犯罪集団」などと呼んだ中米からの「キャラバン」が、集まっているメキシコ市から米国境の街ティフアナを目的地とすると決め、一部の人たちは9日午前、北に向けて歩き始めた。人々は、母国の政治状況から、「難民だと認めてほしい」と訴えている。

 避難所に指定されたメキシコ市の競技場は、米国への移住を求める中米の人々であふれかえっていた。用意された避難テントには入りきれず、フェンスにビニールシートをくくりつけて、雨露をしのぐ人たちも大勢いた。

 第1陣が5日に到着して以降、避難所では、どこに向かうのか、何度も話し合いが続けられてきた。メキシコに残るという人もいたが、多くは米国境に向けて歩くことに賛同した。

 ホンジュラス人のハビエル・ラモスさん(24)は「とにかく米国で働き、家族に送金したい」と話す。

 7人兄弟の長兄で、家族を支えるために12歳から空き缶集めの仕事をして働いてきた。今は13歳の妹も、3歳と7歳の兄弟を学校に通わせるためにベビーシッターとして働き始めた。それでも「みんな、1日1食で暮らしている」。

 米国を目指すのは、貧しさだけ…

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