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 トランプ米大統領とミシェル・オバマ前大統領夫人が互いに「許さない」とぶつかり合った。ミシェル氏が著書で、トランプ氏の過激な発言で家族が危険な目に遭う恐れがあったことを批判。これに対し、トランプ氏は、オバマ前大統領の政策は国を危険にしたと反撃した。中間選挙では新旧大統領が舌戦を繰り広げたが、選挙後は夫人との戦いにまで拡大している。

 ミシェル氏の著書「ビカミング」は13日に発売予定。その中で、トランプ氏が「オバマ氏は米国籍ではない」と根拠のない批判をしたことに対し、「全て狂っていて意地悪だった。根底にある偏見と外国人嫌いをほとんど隠していなかった。意図的に過激派を扇動しようとしていた」と批判した。

 さらに「銃を持った精神的に不安定な人が娘を狙ったらどうなるか。トランプ氏は考え無しの発言で、私の家族の安全を危険にさらした。決して許さない」とつづった。

 これに対し、トランプ氏は9日、記者団に「まだ見ていないが、本(の執筆)で高い金をもらったのだろう」。続けて「私は、オバマ大統領が、我が軍に予算を付けなかったことを許さない。彼女が安全のことを言うのなら、オバマ氏が軍隊にやったことによって、米国の安全を危険にしたことを私は許さない」と言い返した。(ワシントン=土佐茂生)