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 札幌市厚別区のJR千歳線新札幌駅構内で9日午後0時40分ごろ、下り線の出発信号機がレール上に倒れる事故があり、国は、深刻な事故につながりかねない重大インシデントに認定した。運輸安全委員会は10日、鉄道事故調査官2人を現地に送り、調査に乗り出した。

 JR北海道や国土交通省によると、信号機が上下線のレールをまたぐように倒れているのを、上り線を走っていた列車の運転士が見つけて通報した。この列車は倒れていた信号機の約15メートル手前で停車。けが人はいなかったという。

 信号機は下り線列車に出発を合図するためのもので、新札幌駅から290メートルほど札幌駅寄りにあった。コンクリートに8本のボルトで固定されていたが、すべて抜けていた。信号機は高さ5メートル、重さ220キロで、1980年に設置。今年6月に検査した時点では異常はなかったという。