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 米中両政府は9日、閣僚級による外交・安全保障対話をワシントンで開いた。南シナ海や台湾、ウイグル族問題などをめぐり激しい応酬となり、米中間選挙後も両大国の対決の構図は続くことが鮮明になった。中国は今月末にも予定されるトップ会談で緊張緩和の糸口を探るが、展望が開けたとは言いがたい。

 同対話は、2017年のトランプ大統領と習近平(シーチンピン)国家主席の会談で設置を決めた枠組みで、同年6月に続き2回目。米側からポンペオ国務長官とマティス国防長官、中国側から楊潔篪(ヤンチエチー)共産党政治局員と魏鳳和(ウェイフォンホー)国務委員兼国防相が出席した。

 「我々はかつて米国が南北戦争でしたように、いかなる犠牲を払ってでも祖国統一を維持する」

 魏氏は対話後の記者会見で強い口調でこう語り、台湾問題では絶対に譲らないとの姿勢を強調した。

 貿易紛争で両国の緊張が高まるなか、10月に予定されていた対話は延期を余儀なくされた。ようやくこぎ着けた今回の対話では、米中間選挙後に両大国の間合いがどう変わるかに注目が集まった。

 浮き彫りになったのは、溝の深さと広がりだ。

 両国政府の発表などによると、米側は、中国が台湾と外交関係を持つ国々に断交を迫る動きを念頭に「台湾の築いてきた外交関係を尊重するべきだ」と強調。中国側は「台湾は中米関係における最も敏感な核心の問題だ」と強く反発した。

 ウイグル族をめぐる人権問題も…

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