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 香川県のさぬき市と東かがわ市を管轄する大川広域消防本部(同市)が、はしご車のタイヤを17年間にわたって交換せず、走行中に破裂させていたことがわかった。けが人はなかったが、関係者は「災害現場に出動中なら、より危険で活動に支障が出る」と指摘している。

 同本部が取材に対し、明らかにした。担当者は「危険性は承知している」とし、他の車両も調べて古いタイヤから順に交換していくという。

 同本部によると、はしご車は5日、道路や建物の調査でサイレンを鳴らさずに走行中、東かがわ市内の道路上で8本あるタイヤのうち1本が破裂。すぐ横のタイヤも変形した。

 はしご車は1996年に導入。破裂したタイヤは2001年12月に交換したが、その後の車検などでは問題がなかったという。このはしご車は13年にも、業務外での走行中に別のタイヤを破裂させていた。

 同本部のはしご車の出動は、3階以上の建物が対象で年に1回ほどにとどまる。担当者は「タイヤの劣化は外観的にわからず、見落としがちだった。出動頻度の高い車両のタイヤ交換を優先してしまった」と説明した。

 一方、高松市消防局によると、重量があるはしご車はタイヤの摩耗が早いため、4年に1回をめどに交換しているという。(福井万穂)