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 運送業の担い手不足が深刻化する中、岐阜県山県市で12日、乗客を乗せた乗り合いタクシーがヤマト運輸の荷物を載せて運ぶ「貨客混載」の実証実験が始まった。タクシーによる貨客混載の実証実験は中部運輸局管内で初めてで、集配の効率化を図るのが狙い。

 市、ヤマト運輸、地元のタクシー会社「高富タクシー」の3者が連携し、30日までの平日に実験を続ける。市北部の乾地区(約350世帯)を対象に、ヤマト運輸のクロネコDM便を高富タクシーが運行する市の自主運行バス「乾乗合タクシー」が配達する。

 乾地区はヤマト運輸の地域拠点から約26キロ離れており、車で約1時間かかる。実験では、拠点に届いたDM便と配達に必要な端末をタクシーが取りに来て、各家庭に届ける。

 ヤマト運輸の鈴木浩治・岐阜主管支店長は「効率化で生み出せた時間を利便性向上につながるサービスに生かせるか検証したい」と話した。(山野拓郎)