[PR]

 近代文学の名作で埼玉県羽生市を舞台にした田山花袋(かたい)の小説「田舎教師」と、古代の和歌集「万葉集」を結ぶ天井画が同市の曹洞宗・富徳寺(ふとく)本堂に描かれた。栄北高校の美術教師で画家の関根克彦さん(55)=さいたま市=が双方に登場する草花や木を丹念に調べ、描写した80枚による天井絵に仕上げた。

 富徳寺の本堂は4年前から建て替えが進み、奈良県産の吉野檜(ひのき)の大柱を使った伝統的な建物。入り口に段差を設けず土足でも入れる。「開かれた寺」をめざす住職の源憲雄(けんゆう)さん(52)の意向に添った造りで、装飾も「この土地にふさわしいものを」と、檀家(だんか)の関根さんに依頼した。

 東京芸大の大学院で油絵を学んだ関根さんは「油彩で寺の天井を飾る前例を私は聞いたことがなく『挑戦』だった」と話す。「田舎教師」を読み直し、100種を超える植物が登場することに気付いた。万葉集に詠まれた草花と多く重なり、「古代と近代に描かれた植物の姿を現代に取材して合体させる」。そんな構想が生まれた。

 最初の1年は羽生での調査に費…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら