「海なし県」なのに…すし店多すぎ こっそり日本一なぜ
田中正一
9月に甲府へ赴任し、街を歩いていて気になったことがある。すし店が多いのだ。それも回転すしではなく、昔ながらのすし店が目を引く。長野、栃木、埼玉、そして山梨と「海なし県」に連続転勤している記者が探ってみた。
県ホームページの「驚き!山梨県の日本一―THE YAMANASHI」をのぞいた。富士山の標高、ぶどう収穫量、日本ワイン生産量……といった納得の日本一とともに、人口千人あたりのすし店数で全国1位(総務省統計局の2014年統計「経済センサス」)とあった。やはり、だ。
別の箇所を見ると、県庁所在地と政令指定都市を対象にした家計調査(14~16年平均)で、甲府市の1世帯あたりのアサリの年間支出金額が全国1位。当コーナー、「それ行け!やまなし探偵団」の2年半ほど前のテーマは「なぜ県民はこんなにマグロ好き?」で、甲府市の1世帯あたりのマグロの年間購入量が静岡市に次いで全国2位、と紹介されている。
まだあった。アワビをしょう…