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 日本医療労働組合連合会(医労連)は12日、今年度の看護師らの夜勤実態調査を発表した。長時間労働になる「2交代制」の病棟の割合は19年前の調査開始から最高の39・2%で、うち6割は勤務時間が16時間以上だった。医労連は「患者の安全と職員の健康被害が危惧される深刻な事態」として、改善を求めている。

 調査は医労連加盟組合がある医療機関を対象に6月に実施。378施設(計2616病棟)が答えた。2交代制の1カ月あたりの夜勤は平均4・12回だった。

 夜勤の形態は、記録のある1999年は3交代制が93・5%、2交代制が6・5%だったが、2000年代半ばから2交代制が増えている。患者7人に対し看護師1人を配置し、高い入院基本料を医療機関がとれる「7対1病床」が06年に導入され、全体的に人手不足になっていることなどが影響しているとみられる。

 医労連の森田しのぶ中央執行委員長は「高齢患者の増加や医療技術の高度化で職員の負担は増している。人手不足という根本的な問題を改善していく必要がある」と話している。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(阿部彰芳)