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 東京ディズニーランド(千葉県浦安市)で着ぐるみを着てパレードなどに出演してきた契約社員の女性2人が、過重労働やパワーハラスメントで体調を崩したのは運営会社のオリエンタルランドが安全配慮義務を怠ったためだとして、同社に計約755万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、千葉地裁であった。同社は棄却を求め、争う姿勢を示した。

 訴状によると、2015年から勤務する女性(29)は着ぐるみでの過重労働を続けた結果、17年1月に神経や血流の障害で痛みが出る「胸郭出口症候群」を発症し、17年8月に労災認定を受けたが、その申請時に上司から取り下げを求められたなどと主張。意見陳述では「キャラになりきる努力が課され、かなりの負担がかかっていた」と述べた。08年から勤務するもう一人の女性(38)は、複数の上司から5年以上パワハラを受け、心療内科への通院を余儀なくされたと主張しており、「出演者は窓も開かない狭い部屋で1日過ごし、その中でパワハラが起きている」と訴えた。

 同社広報部は取材に「係争中の案件のため現時点でのコメントは差し控える」と回答した。