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 米中間選挙で開票が続く南西部アリゾナ州の上院選で、民主党の元ソーシャルワーカー、クリステン・シネマ氏が、共和党の新人で元空軍パイロットのマーサ・マクサリー氏を破り、初当選を果たした。民主党が同州で議席を得るのは24年ぶりだ。同州初の女性上院議員で、両性愛を公表している初の上院議員となる。

 同州の上院2議席は1995年から、共和党が独占していた。今回の選挙は、トランプ氏の政治手法に批判的だったジェフ・フレーク氏の引退に伴うもので、連邦下院議員だった女性2人が立候補した。

 開票直後はマクサリー氏がリードし、トランプ大統領は「アリゾナはとてもうまく行っている。とても厳しい戦いだったが、彼女はよくやった」と勝利を確信していた。しかし、同州の投票の7割以上を占める郵送投票が遅れて開票され、シネマ氏が逆転。トランプ氏は「選挙不正だ」「民主主義を守れ!」などとツイートして批判していた。

 定数100の上院選はこれで共和51、民主47の議席が決まった。未確定のうち、フロリダ州では票差が規定に満たなかったため、15日までの期限で、機械で投票用紙の再集計をしている。補選があったミシシッピ州では、得票が過半数の候補がいなかったため、決選投票がある見通しだ。(ワシントン=香取啓介)