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広告会社がしゃれでつくった高級サバ缶、思わぬ大人気に

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沢木香織
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 サバ缶ブームが続く中、おしゃれなパッケージで「ちょっと変わったお土産品に」と話題の高級サバ缶がある。開発したのは水産加工とは無縁の大阪市の会社。きっかけは社員の遊び心だった。

 商品名は「No.38(ナンバー・サーティエイト)」。ノルウェー産のサバを使い、カレー、ガーリックオイル、コショウと味付けは3種類ある。箱にはサバのイラストと、「おつかれさば」「おかげさば」「ごちそうさば」の文字が控えめに書かれている。1缶1296円、箱に入った3缶セットが3780円とサバ缶にしては高めだが、6月の販売開始後、テレビや雑誌で取り上げられて話題となっている。

 開発したのは、社員20人の広告会社「アバランチ」(大阪市西区)。きっかけは昨春、創立20周年の記念品を決める会議でのこと。「仕事で使えるアイテム」をテーマに案を出し合う中、ウェブ制作を担当する芋生(いもう)宗丘(むねたか)さん(45)が社名にかけて「サバランチはどう?」と忙しい日のランチでも食べられるサバ缶を提案した。普段からだじゃれが多い芋生さんの提案に当初、反応は薄かったが、「良いね」「面白い」とじわじわ賛同が広がった。

 やるなら本気で――。芋生さ…

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