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 英国と欧州連合(EU)との間で、英国の離脱の条件などを定める協定案が暫定合意された。交渉は大きく前進したが、未公表の協定案の内容の一部が英メディアに報じられると、英国内では激しい反発の声が上がっている。

 離脱協定は、英国がEUに払う「手切れ金」や、離脱の混乱を避けるため「移行期間」を設けることなどを定める。英メディアによると協定案は500ページに及ぶという。

 交渉の最大のネックだった英領北アイルランドと地続きのアイルランドとの国境問題は、税関検査などの厳しい国境管理を避ける解決策が見つからない場合の非常措置として、英国全体が暫定的にEUの関税同盟にとどまる見通しになった。この点は、英国の要望が通った形だ。

 だが、英紙タイムズなどによると、その場合、環境規制や労働者の権利保護など、幅広い分野で英国がEUルールに引き続き従わなければならないとする内容も盛り込まれた。さらに、北アイルランドだけにEU市場の規制がより多く適用される特別な規則も設けられた模様だ。英国の一部である北アイルランドと、それ以外の地域とで規制が異なることになる。こうした点は英国側の大きな妥協だ。

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