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 大統領夫人も「おまえはクビだ」――。トランプ米大統領のメラニア夫人のオフィスは13日、ホワイトハウスの国家安全保障担当の副補佐官について「ホワイトハウスで働く栄誉に値しない」との声明を発表した。ファーストレディーが職員の解任を求めるのは極めて異例だ。

 解任を求められたのは、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)の下で4月から副補佐官を務めるミラ・リカルデル氏。ウォールストリート・ジャーナル紙によると、先月のメラニア夫人のアフリカ訪問に同行した際、夫人付のスタッフと飛行機の席などをめぐってもめたという。また、トランプ氏やメラニア夫人に対する否定的な情報をメディアに流していたとも疑われたという。

 トランプ政権では中間選挙以降、セッションズ司法長官を更迭するなど、高官の解任や解任の観測が相次いでいる。ワシントン・ポスト紙は、トランプ氏が移民規制が不十分だと不満を持っていた国土安全保障省のニールセン長官を近く解任すると報道。ニールセン氏の前任の長官で、後ろ盾にもなっているケリー首席大統領補佐官も政権を離れるとの観測がでている。(ワシントン=香取啓介)