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 プロ野球阪神の矢野燿大(あきひろ)・新監督(49)が鮮明に自らのカラーを打ち出している。18日まであった高知県安芸市での秋季キャンプでは、チームの雰囲気ががらりと変わっていた。

 秋だから、若手主体だからといって、量で追い込むキャンプではなかった。日暮れ前に練習が終わる日もあり、宿舎での夜間練習もしなかった。矢野監督が最優先したのが、個々に「どんな選手になりたいのか」を考えさせること。そのために観察と対話を重ねた。

 「監督が上で選手が下ではない。監督ではなく『矢野さん』と呼んでもらっていい」と言い、自ら歩み寄った。どうしたら1軍に定着できるのか、方向性を話し合った。能力を発揮させるムードさえつくれば、「選手は(自主的に)部屋でバットを振るはず」という。長く阪神を撮影するカメラマンも「練習中の選手の笑顔が増えた」と話す。

 たとえば高卒3年目右腕の望月のことを監督は「もっちー」と呼ぶ。最速158キロの直球を武器に、今季は救援で37試合を投げた。キャンプでは監督の助言をもとに、課題の変化球を磨き、先発も見据えた体力強化に励んだ。紅白戦では、追い込んでから直球のサインに首を振ったことも。「今までなら直球だけど、せっかくだからキャンプでやっていることを試したい」と、左打者の外角へのスライダーで見逃し三振を奪った。

 金本前監督は若手には強制的に練習を課した。特に就任直後の3年前の秋季キャンプでは早出から夜間練習まで量を追求した。「広島よりバットを振らせている」と自負したこともあったが、今季は失敗を恐れるかのように窮屈なスイングを繰り返す選手が目立ち、17年ぶりの最下位に終わった。

 矢野監督が結果を問われるのは…

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