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 2015年8月に大阪府寝屋川市の中学1年の男女2人を殺害したとして殺人罪に問われた山田浩二被告(48)の裁判員裁判は14日、被告人質問が大阪地裁で始まった。捜査段階の大半を黙秘した山田被告は「事件当日の行動」をどう説明するのか。

 山田被告はこの日、頭を丸刈りにして、緑色のシャツ姿で入廷。浅香竜太裁判長に向かって一礼し、被告席に座った。

 今月1日の初公判では開廷直後、突然土下座し、裁判長の注意を振り切って謝罪した被告。裁判長はこの日、「この間のようなことはしてはダメですよ」とクギを刺し、被告は何もせずに証言台のいすに座った。

 被告は弁護側の質問に対し、事件前の15年7月ごろは福島県で原発事故の除染作業員をしていたと説明。8月8日ごろからお盆休みをとり、同僚を車で千葉に送ってから11日夜に大阪に戻ったと述べた。

 事件当日の15年8月13日未明、被告は実家の合鍵を持っていなかったので帰れず、京阪電鉄寝屋川市駅の商店街付近に車を止めて時間をつぶしていたと説明。そのときに、事件で亡くなった平田奈津美さん(当時13)と星野凌斗(りょうと)さん(同12)を見かけたとした。

 当時は雨だったこともあり、被告は「心配になって」2人に声をかけて「家まで送ろうか」と提案したが、平田さんは「自転車で来てるからいい」と断ったと述べた。

 同日朝、2人に「親心」で「家に送ったろか」と話しかけると、平田さんに「どこか連れていって」と言われ、「話の流れで」2人が車に乗ったとした。

 「京都に行きたい。帰りたくない」という平田さんの提案を断ると、「警察におっちゃんに無理やり車に乗せられたとかレイプされたとか言うよ」と言われたと説明。大阪に戻る途中で警察の職務質問を受けたことなどから「警察沙汰になりたくない」と、服役していた知人に会うため堺市の大阪刑務所に向かい、その後京都に行くことにした、とした。

 被告は、平田さんが会話の途中に携帯電話をいじりだしたので、「おっちゃんしゃべってるから携帯切っといて」と注意した。その後、(警察に)通報したのではないかと怖くなったとし、違う内容のメッセージをLINEで送ってもらえばいいと思い、「今から星野と京都行ってくる」などと送信させた。

 平田さんのメッセージの履歴には「もう寝屋川には帰らないと思う。ごめん」とする言葉も残っていたが、それについて被告は自分が送信させたものではないと主張した。

 被告は時折言葉に詰まることはあったが、やや早口ではっきりと質問に答えた。

 今月1日から始まった公判では、検察側は被告は2人を車に乗せた後に首を圧迫して殺害し、遺体を遺棄したと主張。弁護側は被告の殺意を否定し、星野さんは救護措置をとらなかった保護責任者遺棄致死罪に、平田さんについては傷害致死罪にとどまると反論している。

 被告はこの日、2人との出会いについて説明した後、2人が亡くなる経緯について語り始めた。

■「バックミラーを見たら動いて…

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