【動画】時代を彩った車たち トヨタ産業技術記念館、自動車館の展示をリニューアル=川津陽一撮影
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 トヨタグループの歴史を紹介するトヨタ産業技術記念館(名古屋市西区)が来年6月の開館25年を前に大がかりな改装を進めている。11月からは主要施設「自動車館」で、実車とミニカーを時代順に並べた「トヨタ・ヒストリー・ショーケース」が公開されている。

 自動車館の大規模な改装は5年ぶり。まず、幅14・9メートル、奥行き42・5メートル(約630平方メートル)の板張りフロアを1階に設け、「トヨタ・ヒストリー・ショーケース」とした。米国進出の足がかりになった1955年発売のクラウンを起点に、カローラやセリカといった往年の名車が開発順に10台あまり並ぶ。

 板張りフロアの端には、高さ85センチほどのガラスケースを設置。車業界をめぐる年表に沿い、カリーナ、MR―Sといったミニカー50台あまりがケース内で展示されている。写真とともに、開発の流れを確認できる。

 今後、「ヨタハチ」の愛称で知られるトヨタスポーツ800や、スパイ映画「007シリーズ」に登場したトヨタ2000GTの実車も入れ替えで登場する。年明けには、実際に乗り込むことのできるクラウンとカローラを用意する。改装を担当する広野透さん(59)は「時代の要請で車が開発されてきた歴史を、わかりやすく伝えたい」と話す。

 改装は2020年はじめにかけて順次、進める。モータリゼーションが広がった60年代や、排ガス対策が課題になった70年代など、五つの年代に分けてトヨタ車の開発技術史を紹介する展示を2階に設ける。(山本知弘)