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 石の寺として知られ紅葉の名勝でもある教林坊(近江八幡市安土町石寺)に、「教林坊垣」が復活した。坊の名前が付いている有名な様式の竹垣だが、しばらく消滅していた。住職の思いを受けたシニアボランティアが力を貸した。

 教林坊垣は、太い竹に等間隔に開けられた穴に支柱の役割のような竹を差し込み、横2段に渡した半割竹に結わえているのが特徴。住職の広部光信(こうしん)さん(47)によると、明治から昭和にかけて活躍した造園家・飯田十基(じゅうき、1890~1977)が、坊にあった竹垣を教林坊垣として弟子たちに作り方を教えたという。

 ところが、教林坊には広部さんが95年に住職になるまで、20年間以上住職がいなかった。坊は荒れ放題で教林坊垣も消滅していた。広部さんは地元住民の助力を得て約8年がかりで紅葉の名勝を復活させたが、教林坊垣のことは当時知らなかった。

 その後、教林坊垣についての問…

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