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車いすラグビーとは?

 車いすラグビーは、四肢まひなどの障害者ができる競技として、1977年にカナダで考案されました。パラスポーツでただ一つ、「タックル」が許され、プレーの激しさから「マーダーボール」(殺人球技)とも呼ばれています。

 1チームは男女混合で12人で編成。試合は4対4でおこなわれ、選手交代に人数制限はありません。選手にはそれぞれ障害に応じ、重い順に0・5から3・5まで、0・5刻みで7段階の持ち点がつけられ、コート上の4人の持ち点の合計を8点以下に収めなければなりません。女子選手は一人につき0・5点の追加ポイントが許され、たとえば、4人中2人が女子選手の場合は、9点(8点+0・5点×2人)までの編成が可能になります。

 ポイント制度によって機動力に優れた障害の軽い選手だけでチーム編成ができないようにして、障害の重い選手のプレー機会を確保しているといえます。持ち点が2・0以上の選手をハイポインター、1・5以下をローポインターと呼びます。

 競技は1ピリオド8分の4ピリオド制です。第4ピリオド終了時に同点の場合は、3分間の延長戦をおこないます。ボールは丸い公式専用球(バレーボール5号球を基に開発)を使い、パスまたはひざの上に置いてゴールまで運びます。健常者のラグビーと違って、前方へのパスも可能です。ボールをひざの上に置いて運ぶ場合は、10秒以内に1回ドリブルをしなければなりません。

 コートの広さはバスケットボールと同じで、得点は8メートルの幅で小さなコーンが二つ置かれたトライラインを、ボールを持った選手の車いすの前輪二つないし後輪二つが、触れるか通過すれば1点が入ります。

 ただ、12秒以内にセンターラインを越えて相手陣内にボールを運ぶこと、また40秒以内にトライしなければならない、などのルールがあります。時間が過ぎてしまった場合にはいずれもボールが相手に移ります。

 車いすはタックルにも耐えられるよう頑丈です。細かいターンや動きができるようコンパクトに作られた攻撃用と、相手の車いすを止めるためのバンパーが取り付けられた守備用があります。(榊原一生)

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