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 国内有数の名刀や刀装具を集めた企画展「魂の造形 日本刀 名刀と名作から学ぶ日本の心」が山梨県都留市上谷1丁目のミュージアム都留で開かれている。豪華な装飾が施された江戸時代の傑作短刀で、「日本三刀」と呼ばれる「蓬萊山虎徹(ほうらいさんこてつ)」「彫抜繁慶(ほりぬきはんけい)」の2振りが鑑賞でき、ファンの注目を集めている。

 「蓬萊山虎徹」(長曾祢(ながそね)虎徹)は江戸期から有名な短刀(刃長29・4センチ)で、刀身に蓬萊山の精巧な彫刻が施されている。「彫抜繁慶」は、徳川家の鉄砲鍛冶(かじ)だった野田繁慶の最高作とされる脇差し(刀長31・8センチ)に、透かし彫りで剣に巻き付いた竜(倶利伽羅(くりから))竜)が描かれている。展示されている15振りの刀は鎌倉~江戸時代末の代表的な刀工の作で、県出身の刀工、藤原助則(一徳斉助則)の太刀(県指定文化財)もある。金工の名家として室町~江戸時代に将軍家などに仕えた後藤家歴代の刀装具も並ぶ。

 来年1月14日まで、午前9時~午後5時。12月9日に展示替え。休館日は月曜(祝日開館)、12月25日、年末年始の29日~1月3日。一般300円、高校・大学生200円、小・中学生100円。問い合わせはミュージアム都留(0554・45・8008)へ。(小渕明洋)