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 大切な体の一部なのに、触ったり語ったりすると「ダメ」といさめられ、偏見や誤解のタネにも……。女性の性を語りにくい意識の底に、性器のタブー視がありそうです。息苦しさを感じ、壁を突き崩そうとしている女性がいます。

TENGA広報 工藤まおりさん

工藤まおり(くどう・まおり)
1992年生まれ。リクルートグループをへて、2015年からアダルトグッズメーカーTENGAの広報。主に女性向け商品の販促を手がける。商品は今夏、百貨店でも販売された。

 ――家では、性の話はタブーだったそうですね。

 両親とも公務員で、性に対してお堅い雰囲気でした。家のテレビでキスシーンやベッドシーンが流れるとチャンネルを変えられ、性の話をしてはいけないと思っていました。

 子どものころ、体の気持ちいいところを触っていたら、親にすごく怒られました。マスターベーションが何かもわかっていなかったのですが、布団をめくられて、「ダメ」と繰り返し怒られて……。「なんでダメなんだろう」とずっと考えていました。自分は特殊なことをしている人間なんだと思い込み、罪悪感を感じていました。

 マスターベーションのイメージが変わったのは18歳のとき。バイト先の女性の先輩が「私、してるよ」とサラッと口にしていて、格好よかった。自分の欲求を自分で解消することは、恥ずかしいことじゃないんだと思えるようになりました。

 それまでは周りの女の子たちが「してない」と言うのを聞いて、私もウソをついていましたが、先輩の言葉を聞いてからは自然と打ち明けるようになりました。自分の体を認めた感覚があって、スッキリ! 正直になると、周りの女の子から性の相談をされることも増えました。

 でも一部の友人からは、誰とでもセックスする人だと勘違いされるように。なんでマスターベーションをしているというだけで、いろんな偏見が生まれるのだろう。生きづらいなあと思っていました。

初任給でアダルトグッズ

 ――なぜTENGA(テンガ)で働こうと思ったのですか?

 大学4年生だった2013年3…

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