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 15日午前5時半ごろ、福岡市中央区の大濠公園で、散歩中の女性から「男性が池に浮いている」と110番通報があった。男性は近くに住む元福岡銀行頭取の佃亮二(つくだりょうじ)さん(87)で、約1時間半後に死亡が確認された。争った形跡がないことなどから、福岡県警は、佃さんが散歩中に誤って池に転落したとみている。

 中央署によると、佃さんは、池の岸から約2メートル離れた水面にうつぶせの状態で浮いていた。上下黒のウィンドブレーカー姿で、検視の結果、左肋骨(ろっこつ)3本が折れ、頭に打撲の痕があった。転んでけがをした可能性がある。肺に水が入っていたが、死因は不明。佃さんは一人暮らしで、普段から大濠公園を散歩していたという。

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 葬儀は近親者のみで営む。お別れの会は未定。連絡先は福岡銀行(092・723・2131)。

 佃さんは東大卒業後、1955年に日本銀行に入行。名古屋支店長や営業局長を経て86年から理事。89年に副頭取として福岡銀行に転じ、91年から頭取を9年務めた後、会長職に就き2005年に退いた。

 頭取時代は広島銀行とのシステム共同化を進めた。故郷の熊本県玉名市など周辺地域から請われ、1998年に九州看護福祉大学を開学した学校法人熊本城北学園の理事長も務めた。