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 熊本県南小国町の黒川温泉観光旅館協同組合「風の舎」内に自動外貨両替機が設置された。事務所が開いている午前10~午後6時に利用可能。12種類の通貨を日本円に替えることができ、外国人観光客がバスの運賃などを払うために利用している。

 外国人観光客も多い同温泉で、旅行中の不便さを減らそうと導入。周辺は金融機関の店舗も少なく、クレジットカードが使えない店も多い。個人経営の商店などは、カード会社への手数料が大きな負担となるためカード決済の導入になかなか踏み切れないという。

 一方で、外国人観光客が事前情報を持たずに現地に来て初めてカードを使えないことを知り、困ることも多い。同組合によると、両替機設置後は香港や台湾、タイなどからの観光客がよく利用。カードが使えないバスに乗る前などに現金を両替していくという。

 外貨両替機の運営会社(東京)によると、日本は外国人観光客が増える中、外貨の両替場所が少なく、観光地などで自動外貨両替機が広まりつつある。同社では2016年から導入しこれまでに約370台を設置。ネットワークで一括管理しながら毎日レートを設定している。(後藤たづ子)