[PR]

 ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャ難民の帰還をめぐって、バングラデシュ政府が対応に苦慮している。難民が流入した地域で難民への反発が起きており、早期に帰還させたい一方で、帰還させたロヒンギャが再び迫害を受ければ批判されかねないためだ。

 両国の政府は15日に難民のミャンマーへの帰還を始めることで合意していたとされる。だが、準備を進めてきたバングラデシュ政府は15日になって、帰還を見送った。同国政府の帰還事業責任者アブル・カラム氏は「帰還希望者がいなかった。ミャンマー西部の治安が改善していないことが理由だ」と取材に説明した。

 だが、バングラデシュ当局は以前から、ミャンマーでの迫害を恐れる難民らに帰還希望者がほとんどいないことを把握していたとされる。ロイター通信によると、帰還者リストにあるうち約50家族は国連の事前調査に帰還を嫌がった。難民キャンプ周辺では15日、「ミャンマー国籍が付与されなければ帰らない」と訴える難民のデモも起きた。

 それでも、バングラデシュ政府が難民帰還の手続きを進める背景にあるのが、昨年8月以降、約70万人のロヒンギャが流入した国境地帯の住民の反発だ。地元住民からは「難民が我々の仕事を奪っている」などと不満が出ている。燃料のための森林伐採も深刻だという。地域では野党が強く、「帰還が進まなければ政府批判が高まる」(地元与党幹部)との懸念がある。

 だが、国民の9割近くがイスラ…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら

こんなニュースも