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 鳥羽水族館(三重県鳥羽市)に、平成とともに成長してきたジュゴンがいる。1986年10月にフィリピンで見つかり、87年4月にやって来た雌の「セレナ」だ。父や姉のように親身に育てる飼育員のもと、「お見合い」や「親友との別れ」など様々な経験を積み、新たな時代を迎えようとしている。

結婚狙って引き取ったが…

 入館当時から2011年まで飼育を担当したのは、現在、副館長を務める若井嘉人さん(58)だ。親とはぐれたセレナを引き取った狙いは、「独身」だった雄のジュゴン「じゅんいち」と結婚させ、子孫を残すことだった、と明かす。

 ただ、出産できるまで成長した95年3月に行われた初めての「お見合い」は、たった1時間で終わる。

 水門でつながった別のプールからセレナがやって来た途端に、じゅんいちは興奮。背後から抱きかかえたり牙をこすりつけたりして「歓迎」したが、セレナは体をくねらせながら拒絶した。若井さんは「このままではセレナを傷つけてしまう」と引き離した。

 じゅんいちが死亡する前年の2…

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