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 徳島県三好市の黒川征一市長(71)が市の広報紙「市報みよし」11月号に執筆した「市長コラム」の文章、表現の多くが10月21日付の共産党機関紙「しんぶん赤旗」1面のコラム「潮流」と酷似していることがわかった。黒川市長は「コラムと自分の思いが同じだった。軽率だったと反省している」と盗用を認めた。

 市長コラムは「ペテン師は許せない」と題され、500字弱。そのうち、ペテン師という言葉の由来の説明から、例として挙げた地面師や免震不正、製造・建設業の不祥事、さらに「社会にまん延すれば、人びとを結びつける信用や信頼の輪が壊れ、疑心暗鬼がはびこる殺伐とした世になりかねません」という結論部分まで、半分強が「潮流」の表現とほぼ同じだった。

 黒川市長は、「赤旗は購読しており、ペテン師について書こうと思ったとき、思い出してそのまま使ってしまった」と話す。市報みよし12月号で「おわび」を掲載する予定で、共産党県委員会に謝罪したという。

 黒川市長は合併前の池田町職員、県議を経て2013年に市長に初当選、17年に再選されている。

 「市報みよし」は毎月10日発行で、市内の世帯や事業所に約1万3千部が配布されている(福家司)