モジュラーシンセサイザーの魅力知って 東京でイベント
伊藤進之介
【動画】モジュラーシンセサイザーのイベント「TFoM」盛況=伊藤進之介撮影
見本市や国内外のアーティストを招いたライブでモジュラーシンセサイザーの魅力をひろめるイベント「東京モジュラーフェスティバル」(TFoM)が17日、東京都渋谷区のクラブ「Contact」などであった。
モジュラーシンセサイザーとは、音を生成して加工するモジュールと呼ばれる装置を複数組み合わせた電子楽器。ケーブルでモジュール同士をつないだり、つまみを回したりして音を作り出す。
TFoMは今年で6回目。世界から30社以上のメーカーがブースを出し、300人ほどの音楽ファンやアーティストが新製品に触れて、音階や拍子にとらわれない変幻自在な音を楽しんだ。
モジュールを手作りするワークショップなどの関連イベントは19日まで続くほか、23日から25日には京都でも「KFoM」が開かれる。
モジュラーシンセサイザーを使ったライブも行われ、日本のパンクロック、ニューウェーブ、電子音楽を牽引(けんいん)してきたPhewら39人の異才が出演。約600人収容のフロアがファンで埋まった。ライブは18日も開催される。
TFoM代表の畠賢一さん(50)は「世代や国籍を問わず、新しい音やジャンルにとらわれない音楽を求める人にモジュラーシンセサイザーがじわじわと広がっている」と話す。(伊藤進之介)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。