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 中米から米国をめざす大規模な「移民キャラバン」が続々と米国境に到着している。冬が迫るなか、たどり着いた人々はメキシコ側で米入国の機会を待つ。だが、トランプ米政権は国境管理を強化しており、移民労働力に頼ってきた米国経済への影響を懸念する声も出始めた。

 17日朝、避難所がある米国境のメキシコ・ティフアナにある運動公園では、人々が地面に直接敷いた薄いマットの上で毛布をかぶり、肩を寄せ合っていた。気温は10度ほど。周囲にはすえた臭いが漂う。

 公園内にある体育館に入れたのは到着した約2300人のうち、子どものいる家族らわずか。多くはテントやポリ袋を屋根代わりにした小屋などで野宿する。

 ホンジュラス人のヘクトル・アナエルさん(25)は馬を1頭、4千レンピラ(約1万8千円)で売ってキャラバンに参加した。道中はトラックやトレーラーの運転手がわずかな謝礼で荷台に乗せてくれたが、荷台から落ちたり、タイヤに巻き込まれたりした仲間もいた。「彼らが生きているかわからない。自分がけがせず、国境にたどり着けたのは神のおかげだ」

 勉強を続けたかったが貧しく、…

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