島根)幻の「ハマガニ」 ゴビウスで展示

浪間新太
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 島根県出雲市園町の県立宍道湖自然館ゴビウスで、同市内の河川で採集された「ハマガニ」が展示されている。ハマガニは県のレッドデータブックで最も絶滅の恐れが高い「絶滅危惧Ⅰ類」(絶滅の危機に瀕〈ひん〉している)に登録され、ゴビウスは「幻のカニ」としている。

 ゴビウスによると、10月19日、出雲市に住む漁協組合員の男性が河川の河口付近で発見。見慣れないカニであることから同日、ゴビウスに提供したところ、ハマガニであると判明したという。

 ハマガニは甲幅約5センチで、甲羅は紫色を帯びた褐色。夜行性で、河口の汽水域付近に生息するという。県内では県東部や隠岐島後の河川で生息が確認されていたが、河川の改修工事などの影響で近年目撃情報がほとんどなかった。ゴビウスは、生息環境を守るため、発見場所の詳細の公表は控えるという。

 飼育展示係の森永和希さん(23)は「絶滅の危機にあるハマガニの展示が、自然を大事にしなくてはと考えるきっかけになれば」と話した。(浪間新太)

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