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 常に介護が必要な重度障害者が在宅で仕事をすると、その間は訪問介護サービスが受けられない。ITで在宅勤務の可能性が広がる中、さいたま市は働きたい重度障害者の訴えを受け、国の地方分権改革有識者会議に運用の見直しを求めている。近く同会議が方針案を決める。

 さいたま市中央区の猪瀬智美さん(29)は全身の筋力が低下する難病で、ペットボトルを持ち上げるのも難しい。水を飲む、トイレに行くのも自力ではできないが、2012年11月からアパートを借り、障害者総合支援法に基づき市が運営する24時間対応の「重度訪問介護サービス」を利用して生活している。13年5月からは自宅でパソコンを使い働き始めた。マンション管理組合向けのサービスで、議事録の作成や居住者アンケートの集計をする。

 仕事をしている間は、訪問介護が受けられない。厚生労働省が「在宅就労の支援は、恩恵を受ける企業の役割」としているためだ。

 このため、猪瀬さんは午前9時…

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