京都)清川あさみさんの原画展 糸で紡ぐ和歌の世界
森本俊司、向井大輔
【動画】書籍「千年後の百人一首」の挿絵の原画展を前に、記者会見する美術家の清川あさみさんと俳優の南果歩さん=足立菜摘撮影
俳優やタレントの写真に刺繡(ししゅう)を施す作風で知られる美術家の清川あさみさんが、百人一首を主題にした書籍「千年後の百人一首」で担当した挿絵の原画を紹介する展覧会が21日に始まる。会場は建仁寺塔頭(たっちゅう)の両足院、スイーツ店舗兼カフェのグランマーブル祇園(ともに京都市東山区)の2カ所。原画や近作合わせて111点を両会場で展示する。
20日には両足院で、清川さんと俳優の南果歩さんがそろって記者会見した。南さんは、清川さんの「美女採集」シリーズのモデルの一人に取り上げられた縁で、今回の原画展の広報大使を務める。会場では南さんが最果(さいはて)タヒさんの詩を朗読した音声も流される。
清川さんは、和歌一つ一つの奥行きを解釈することから始めたといい、「秋だから少し切ないという気持ちや、人が恋しい時のセンチメンタルな気持ちは、千年前も今も変わらないんだなという部分は発見だった」と話す。
子どもの頃から百人一首が大…
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