【動画】試験走行する水陸両用の全地形対応車=中村律撮影
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 津波や大規模水害時に人命救助などにあたる水陸両用の全地形対応車が、今年度中に千葉県と徳島県に配備される。愛知県岡崎市に配備されている従来型にはないスクリューを備えた新型で、水上での安定航行ができるという。徳島県で20日に試験走行があった。

 全地形対応車は総務省消防庁が導入した。悪路走行用のベルト状のゴムの駆動装置と水上航行用のスクリューを、運転席のスイッチで切り替えられる。現場まで車両を運ぶ搬送車や、救助用機材を含む費用は一式約6500万円になる。

 各地で相次ぐ豪雨災害に対応するため、広域での運用を想定して両県内の消防に無償貸与する。徳島県は今年度中にも、車両が配備される板野東部消防組合を中心とした風水害対応の部隊をつくる方針だ。徳島県消防保安課の佐藤章仁課長は「南海トラフ巨大地震による津波被害も予想される。すぐに出動できる態勢を整えたい」と述べた。(中村律)

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