清流を生かした小水力発電、木材を使ったバイオマス発電……。再生可能エネルギーは各地で広がりつつあるが、送電網や地域社会をめぐり障害も多い。そんな現場を追った。

発電しても、送れない

 電気を生み出しても、利用者のもとに届けられなければ意味がない。再生可能エネルギーには「送電」という壁も立ちはだかる。

 兵庫、鳥取両県に接し、森林が面積の9割以上を占める岡山県西粟倉(にしあわくら)村。人口約1500人の村に、五つ目の小水力発電所をつくるめどがたったのは今夏だ。出力は199キロワット。村が参画する小水力では半世紀ほど前にでき、4年前に建て替えた発電所「西粟倉発電所」(290キロワット)に次ぐ大きさとなる。「時機を逸していたらアウト。決まってほっとした」。産業観光課の白簱(しらはた)佳三主幹は振り返る。

 新たな小水力発電はダムをつくるわけでなく、地元の清流を生かす。村は「エネルギー自給率100%」をめざし、計画は一昨年春に持ち上がった。国の固定価格買い取り制度(FIT)で電気を売り、年5千万円近くの収入を得るものだ。稼働済みの小水力とは別なので、いかに送電網につなぐかが課題となった。

中国電力は門前払い

 「送電網の容量に空きがない」…

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