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 九段下周辺には、戦争が落とした暗い影を想起させる施設が点在する。軍人会館としてつくられ、陸軍青年将校らによる2・26事件で戒厳司令部が置かれた九段会館も、その一つだろう。東日本大震災で被災し、今、解体準備が進む。

 会館北側に、1999年にできた「昭和館」を訪れた。昭和10~30年ごろの国民の暮らしの労苦を伝えるための国立の施設だ。鉄製のアイロンが金属の供出で陶製となり、庶民の楽しみだった蓄音機のある生活より、「ぜいたくは出来ない筈(はず)だ!」というスローガンが前面に出ていく。忍び寄る戦争が、国民に耐乏生活を強いる様子を感じた。福島市から夫(81)と訪れた女性(75)は「これは私たちの生きてきた現実。中学生の孫に見せたい」。

 若者が玉音放送に耳を傾けてい…

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