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 1カ月ほどで、入所者6人が亡くなった鹿児島県鹿屋市の住宅型有料老人ホーム。施設は21日に記者会見し、6人は終末期の患者だったと説明し、介護職員の一斉退職と死亡の因果関係を否定した。介護職員の配置基準のない種別のこのホームの態勢は十分だったのか、運営指針を定める県が調査を進めている。

 「医療サービスの不十分さは全くない」

 波江野力(なみえのつとむ)院長は21日、ホーム「風の舞」の波江野満(みつる)施設長と開いた記者会見で言い切った。

 集まった20人以上の報道陣を前に院長が繰り返したのは、亡くなった6人が終末期の患者だったという点。食事がのどを通らなくなるなどの症状が出ており、5人の家族らにも説明していたとし、ホームの態勢と死亡との因果関係を否定した。「少なくとも鹿屋市の特別養護老人ホームは、寝たきりやがんの末期は入居できない。我々が手をさしのべた」

 一方で、介助などを担っていた8人の介護職員全員が8~9月に辞めたことも認め、夜間の対応を施設長1人で行っていたことを明かした。「適正かと言われれば、適正ではなかったかもしれない。人がいないわけですから」と語った。

 現在は、看護師4人が交代で昼の介護を代行しているという。院長は「入所者の医療面については、医者と看護師が24時間呼び出しに対応できる状態で、これだけやっていて文句を言われる筋合いはない」と話す一方、介護面は「色々サポートできるのが、できなくなった」。食事や排泄(はいせつ)の介助も「人がいた方がいいに決まっている」と認めた。

 介護職員8人全員が辞めた理由については、夜勤の手当を1万円から7千円に引き下げる提示をしたことや「人間関係」が原因との見方を示した。

 6人の死亡時間についても質問が相次いだ。院長は「記憶では、4人が(施設長が1人だった)夜間から早朝だった」と述べた。夜勤に当たる人をもう少し増やせば防げたのではないか、との質問には、「結果論ですから」と答えた。

 入所者の家族会会長の男性(6…

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