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安川電機 小笠原浩社長に聞く

 米国と対立する中国の経済は、どうなるのか。産業用ロボットや工作機械向け部品を手がける安川電機の小笠原浩社長に聞いた。

 中国では設備投資が足踏み状態にあります。当社の中国での6~9月の売上高は、前年の同じ時期を割り込みました。スマートフォンの組み立て工場や金属加工、電機部品の関連工場などからの受注が振るいません。

 過剰ともいえた設備投資が一巡したのに加え、米中貿易の行方を様子見する動きが出ていると思います。

 ものをつくる動きは止まっていないので、それでも中国が世界景気の拡大を引っ張っていますが、今後の懸念をあげるとしたら中国経済の減速です。

 ただ、次世代の高速移動通信方式「5G」の導入が世界中で近づいてきています。中国などアジアでは、スマホや半導体の工場での設備投資の大きな波が、2019~20年に来ると見込んでいます。人手不足の工場を自動化するため、ロボットなどのニーズは日本だけでなく、世界で高まる動きは変わりません。先行きは暗くはないと思っています。(聞き手・田幸香純)