[PR]

セコム 中山泰男社長に聞く

 人手不足が幅広い業界で深刻だ。機械化や人工知能(AI)を積極的に導入している警備大手、セコムの中山泰男社長に、省人化の進め方を聞いた。

 我々が提供するのは「安心・安全」というサービスです。刑法犯の認知件数はピークだった02年の285万件に対し、昨年は91万件。半分以下に減りました。

 ですが、特殊詐欺や大きな災害が目立っており、2020年には(テロへの警戒が必要な)東京五輪もあります。自然災害も含めて、安心・安全への関心はむしろ高まっています。

 セコムが機械警備システムを発表したのは1966年でした。今では、見守りや医療にも事業の幅を広げていますが、AIや画像認識の技術も使って、サービスの精度を高めています。

 もちろん人も必要です。最後の安心感は、人がつくるのです。機械警備システムでは、センサーが検知した信号を受けた管制センターの判断によって対応する人が駆けつけます。この最後の駆けつけが安心感につながります。

 大事なのは、人は、人にしかできない分野に集中して、それ以外は機械に任せるという発想で技術を活用しています。これはセコムの原点でもあるのです。(聞き手・内山修)