青森)弘前で絵リンゴの競り、最高値は3個25万円
佐藤孝之
来年の干支(えと)の亥(いのしし)や宝船、サンタクロースなどの絵柄入りリンゴの競りが22日、青森県弘前市の弘果弘前中央青果であった。「鷹(たか)・虎・竜」を描いたスタークジャンボ3個セットに25万円の最高値がついた。
出荷したのは同市で農園を営む岩崎智里さん(49)。色づく前にシールを貼り、縁起物の絵柄や「寿」などの文字を浮かび上がらせる。岩崎さんは21年前に亡くなった父親から技術を受け継ぎ、毎年この時期に出荷している。年末年始の贈答用などに国内外で人気がある。
この日は約50種類、計280点が競りにかけられ、1個売りは「七福神」などに10万円の値がついた。岩崎さんは「今年は台風などで傷がつき廃棄したリンゴも多かったので、高値がついてありがたい」と話した。(佐藤孝之)
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