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 韓国軍と北朝鮮軍は22日、朝鮮半島中部の江原道鉄原(カンウォンドチョロン)の非武装地帯(DMZ)で、朝鮮戦争で亡くなった兵士らの遺骨発掘に使う道路を連結した。韓国国防省が同日、発表した。

 DMZは軍事境界線から南北にそれぞれ2キロの幅で半島を東西に横切る。同省などによれば、今回の連結道路は幅12メートルで、長さは北側が1・3キロ、南側が1・7キロ。地雷原が広がるDMZ内で、安全に遺骨や資材を運ぶために使われる。

 9月の南北軍事分野合意に基づく措置で、韓国と北朝鮮は来年4月から10月まで遺骨の共同発掘作業を試験的に行う予定だ。韓国政府は遺骨発掘や板門店の非武装化などを通じ、「朝鮮半島への平和定着」を内外にアピールしたい考えだ。ただ、北朝鮮核開発をめぐる米朝協議は進展の気配をみせていない。

 南北間で道路が連結されるのは、2003年10月に朝鮮半島西側の京義線が、04年12月に東側の東海線がそれぞれ連結されて以来。(ソウル=牧野愛博)