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 政府が大阪誘致をめざす2025年万博の開催地が23日(日本時間24日未明)、パリで開かれる博覧会国際事務局(BIE)の総会で決定する。立候補しているのは日本のほか、ロシア(エカテリンブルク)、アゼルバイジャン(バクー)の3カ国。日本が選ばれれば、国内での大規模万博としては05年の愛知万博以来、大阪では1970年以来55年ぶりとなる。

 支持取り付けのため現地入りしている松井一郎・大阪府知事と吉村洋文・大阪市長らは22日も各国の代表らと会談を重ねた。松井氏は記者団に「手応えはあるが、油断できるような状況ではない」と語った。

 総会は、パリのOECDカンファレンスセンターで行われる。日本時間23日午後7時半ごろからアゼルバイジャン、日本、ロシアの順で最終プレゼンを開始。同24日午前0時ごろから投票が始まる見込みだ。

 投票は、BIE加盟国(170カ国)の各国代表が自席でボタンを押す無記名の電子投票の方式。5分程度で結果が出るという。投票総数の3分の2以上を得た国が当選するが、初回で決まらなければ上位2カ国による決選投票となる。

 25年万博を巡っては、当初フランスも立候補していたが今年2月に辞退。フランスの地盤とされる欧州(47カ国)や、旧宗主国としてゆかりの深いアフリカ(49カ国)などの票が流動化し、3カ国がその浮動票を奪い合う構図だ。

 日本政府は、ライバル国の攻勢が強まる中で決選投票になると想定。初回の投票で過半数の票を獲得できるかが、日本勝利へのカギとみている。(パリ=新田哲史、半田尚子)