[PR]

 ゴーン容疑者は東京拘置所に勾留されている。弁護人には、東京地検特捜部長時代に旧ライブドアの粉飾決算事件などを手がけた大鶴基成弁護士が就くことがわかった。

 自国民保護の目的で22日に約20分間面会した出生国ブラジルのジョアン・デメンドンサ・リマ・ネト在東京総領事は「きちんとした扱いを受けており、良い状況に見えた。健康にも問題はない」と朝日新聞の取材に語った。20日には、ローラン・ピック駐日フランス大使も面会した。

 ゴーン容疑者を巡る様々な疑惑が、19日の逮捕以来、浮上している。日産は不正行為として①役員報酬の過少記載②投資資金の私的な支出③経費の不正支出の3点を挙げた。

【動画】ゴーン容疑者が逮捕された事件の背景を1分で解説

 ①は、東京地検が金融商品取引法違反容疑で逮捕した事件だ。役員報酬を約50億円少なく有価証券報告書に記載した疑いがある。

 ②には、ブラジルやレバノンに高級住宅を購入させ、無償で提供を受けたことなどが該当するとみられる。③は、業務実態がない姉に年10万ドル(約1130万円)前後を支出していたことなどがあたるとみられる。

 ゴーン容疑者が11年3月期以降、株価に連動する報酬を金銭で受け取れる権利について、約40億円分を有価証券報告書に記載していなかったことも明らかになった。ただ関係者によると、この約40億円は、逮捕容疑となった約50億円には含まれていない。