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 「志津川湾」が国際的な湿地を守る「ラムサール条約」に登録された宮城県南三陸町で23日、子供たちが生きたサケを捕まえ、生態などを学ぶ観察会があった。10月の登録後、町内では初のイベントだ。

 公募で集まった町内の小学生12人が参加。志津川湾に注ぐ八幡川を網で仕切り、放たれたサケを追いかけた。人工孵化(ふか)のために捕獲したばかりで元気に泳ぐサケを隅に追いやり、尾を捕まえてつかみ取りした。

 はねるサケにびっくりする子供たち。町の阿部拓三研究員が「頭の形や体の色をよく見てください」などと声をかけた。町立入谷小4年の菅原佑太(ゆうた)君(9)は「サケは動きが素早い。エラが赤かった」と話した。

 採卵作業の見学後、入谷公民館に移動して改めてサケの生態を学び、調理まで体験。阿部さんは「川をさかのぼるサケは、海と里と森を結ぶ存在。志津川湾の一番の恵みでもある。食べることで自然とのつながりを体感できる」とイベントの意義を強調した。(佐々木達也)