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 東山動植物園(名古屋市千種区)は23日、2年前に高病原性鳥インフルエンザに感染しながら発症せずに生き延びた雌のコクチョウが死んだと発表した。茶谷公一副園長は「感染を経験した鳥の再公開は全国でも例がなかった。市民に命の大切さを伝える大切な役割を果たしてくれた」と悼んだ。

 コクチョウは1984年に東山動植物園で生まれ、34歳だった。23日朝、展示している園内の「古代池」で死んでいるのを飼育職員が見つけた。死因は老衰という。24日から12月2日まで、古代池の前に献花台を設ける。

 園では2016年11月末以降、飼育する13羽の鳥が相次いで鳥インフルエンザに感染。生き延びた3羽のうち別のコクチョウ1羽も昨年9月に死んだが、2羽は今年7月から公開を再開していた。残る雄のマガモは現在も元気という。(黄澈)