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 2025年万博の日本開催が決まった。ロシア、アゼルバイジャンと激突した2度の投票、そして約半世紀ぶりの「大阪万博」決定――。博覧会国際事務局(BIE)の総会が開かれたパリの会場では決定の瞬間、最後まで誘致活動に取り組んだ官民の関係者らが狂喜乱舞した。

 23日午後5時(日本時間24日午前1時)ごろ。パリのOECD(経済協力開発機構)カンファレンスセンター。BIE加盟国(170カ国)の代表らが投票している同じ建物の一室に、日本の誘致関係者ら数十人が陣取っていた。投票開始直前、報道陣も取材のため招き入れられた。

 室内前方のモニターに、1回目の投票結果が棒グラフで表示される。日本は85票でトップ。次いでロシアが48票、アゼルバイジャンは23票。日本は投票国の過半数をとったものの3分の2には達せず、ロシアとの決選投票になった。

 間を置かず、決選投票が行われる。再びモニターが投票結果を表示。日本が92票でロシアが61票だったことがわかると、室内には地鳴りのような声が響いた。

 「ウォー」「やったー」。最前列に座っていた世耕弘成経済産業相や松井一郎・大阪府知事、榊原定征・経団連名誉会長らが手を上げて立ち上がり、抱き合ったり、握手したりして、喜びを爆発させた。報道陣も含めて関係者が入り乱れ、室内はもみくちゃ状態になった。

 世耕経産相は興奮気味に「ここからが責任がありますから、しっかりと頑張ります」。すぐに「総理に報告しよう」と携帯電話を取りだしたが、日本は未明のため、安倍晋三首相は出ず。その後、メールで「勝ちとりました」と報告した。

 「いやあもう、本当にドキドキしたよ」と顔をほころばせたのは、松井知事。「いろいろ言われてきたけど、大阪のために必要やと思って信じてやってきた。世界がびっくりするような万博をぜひやりましょう」と語った。大阪市の吉村洋文市長も「ようやくね、ようやく勝てました」と述べた。

 その後開かれた記者会見では、関係者の表情は晴れ晴れとしていた。

 誘致委員会の会長代行として経済界を引っ張った関経連の松本正義会長が「私も日本に帰れます。滑ったらどうしようかと思っていた」と話すと、周囲がどっと沸いた。世耕氏は「キティちゃんの助けも借りて、一票でも集めたいというのが正直な気持ちでした」。投票前の最終プレゼンテーションに着物姿で登場したハローキティの着ぐるみに触れつつ、胸をなで下ろした。

 日本政府は総会後、場所を移し…

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