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 日産自動車の代表取締役会長だったカルロス・ゴーン容疑者(64)が役員報酬約50億円を隠したとして金融商品取引法違反(虚偽記載)の疑いで逮捕された事件で、共謀したとされる前代表取締役グレッグ・ケリー容疑者(62)が逮捕後、「役員報酬などは全て適切に処理していた」と周囲に話していることが、関係者への取材でわかった。

 ケリー前代表取締役の逮捕容疑に対する認識が明らかになるのは初めて。

 2人は、2010~14年度のゴーン前会長の役員報酬について、実際は計約99億9800万円だったのに、有価証券報告書には約50億円少ない計約49億8700万円と記載したとして、19日に東京地検特捜部に逮捕された。

 ケリー前代表取締役は、米国の大学を卒業後、法律事務所の弁護士を経て1988年に北米日産に入社した。一貫して人事畑を歩み、08年に日産本社の執行役員に就任。常務執行役員を経て、12年に代表取締役に就いた。

 ゴーン会長の「側近中の側近」として大きな影響を持っていたとされるが、日本の日産本社にはほとんど姿を見せなかったという。