[PR]

 日産自動車は、前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)の逮捕や会長解任の経緯について、週明けの26日午前に西川(さいかわ)広人社長が全従業員向けに説明する場を設ける。長年経営トップにあったゴーン前会長の不正行為発覚や逮捕による従業員の動揺や不安を抑える狙いがある。

 説明会は横浜市の本社で開き、国内外の事業所や工場ともネットで中継する。西川社長が、ゴーン前会長や前代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者(62)による役員報酬の過少記載や経費の私的流用、不正を受けた会長職解任の経緯について説明する。

 一連の問題を巡っては、日産と提携するルノーの地元・フランスメディアを中心に「クーデター説」も取り沙汰される。日産は海外にも多くの従業員を抱えており、西川社長が自らゴーン前会長らの不正行為の重大性を説明し、逮捕後速やかに会長職を解任したことについて理解を求める。西川社長が全従業員に説明する機会は、昨年発覚した出荷前の新車の無資格検査問題でもあった。

 またゴーン前会長は日産傘下の三菱自動車会長も務めているが、三菱自は26日夕に臨時取締役会を開き、会長職解任を決める予定だ。三菱自は同社内でも日産のような不正がないか内部調査を進めている。