琵琶湖を自転車でまわる「ビワイチ」に、全盲の山野勝美さん(66)=滋賀県彦根市=が、知人と2人乗りのタンデム自転車で挑んでいる。県が4月、公道を走るのを認め、実現した。タンデムなら目が不自由でも遠出できる――。公道での「解禁」を県に求めてきたのも山野さんだった。
山野さんは23日に滋賀県長浜市を出発し、反時計回りで大津市へ。24日は午前8時半ごろ、湖上に架かる琵琶湖大橋を東に息を切らせて走り抜けた。「朝始まったところで勾配がきつかった」。2日間で琵琶湖の北湖の周り約150キロを走り、24日午後に長浜に戻る。南湖は道路事情などで走りにくい場所があり、北湖一周でビワイチ達成とするサイクリストも多い。
生まれつき視力が弱く、5歳で右目、40代で左目が見えなくなった。目の見える息子が小学生だったときに、旅行先でタンデムと出会い、サイクリングロードを約20キロ走ってスピード感を楽しんだ。「親子で一緒に遠出し、運動ができた。めったにない機会でした」
十数年前、視覚障害者らのラン…
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