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 「本州最南端の酒蔵」として知られる尾﨑酒造(新宮市船町3丁目)で26日、新酒の初搾りがあった。相次いだ台風による塩害で酒米の仕入れに苦労したが、出来栄えは上々という。

 酒蔵の井戸から湧く熊野川伏流水と三重県産米を使い、10月下旬に仕込み作業を始めた。この日、搾りたてを専用の器に注ぎ、色などを確かめた杜氏(とうじ)の小林武司さん(44)は「変な癖もなく、いい酒が出来てほっとしている」と話した。

 今回搾った酒は正月用限定の「太平洋しぼりたて生原酒」として12月中旬から店頭に並ぶ。仕込みや搾りの作業は4月まで続き、全体の出荷量は例年通り一升瓶10万本程度の見込み。

 同酒造の「本醸造太平洋」は、今年の「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」というコンテストで2年連続の最高金賞を受賞している。(東孝司)