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松井証券 松井道夫社長に聞く

 就職、採用の風景が変わろうとしている。松井証券の松井道夫社長は、働くことの意味が問われ始めている、と話す。

 経団連が採用に関する指針の廃止を決めました。守らない企業があって形骸化していたのだから、当然です。通年採用でいい。初任給も人によって違っていい。もともと個社が決めることです。

 エントリーシートなんてものがありますが、あれでは人物はわからない、と内心みんな思っています。どうでもいい慣習を作った結果、10社も内定をとる学生がいる一方で、1社も決まらない学生もいます。なんなんだこの統制社会は、と思ってきました。

 人工知能(AI)やロボットが進化し、人間は手足を動かして働くという世界から逸脱しつつあります。「はたらく」という漢字でいえば、ニンベンに「動」から「考」になっていく時代です。

 この変化の中で、働く意識についても本質的なところが変わろうとしているのを感じます。そもそも会社って何なのか。学生もバカじゃない。古い慣習に固執する企業は見切られますよ。(聞き手・和気真也、大和田武士)