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 首都圏を中心に流行している風疹について、厚生労働省は26日、公的な予防接種の対象年齢を拡大する検討を始めた。ワクチンの接種率の低い30~50代の男性への拡大を想定している。定期接種になれば、基本的に無料で受けられる。

 同日の衆院予算委員会で根本匠厚労相が「予防接種法の位置づけも含め、風疹の予防接種の推進方策も検討していきたい」と述べた。風疹患者は今年に入って2千人を超え、30~50代の男性が3分の2を占める。

 定期接種は現在、1歳と小学校入学前1年間の計2回。制度変更で、40~50代男性はワクチンを受けておらず、抗体保有率は80%前後。30代男性も接種回数が1回だけだったり、接種を受けていなかったりして、十分に抗体を持っていない人が少なくない。

 妊婦はワクチン接種ができない。妊娠初期の女性が感染すると、赤ちゃんに心臓病や難聴、白内障などの障害が出る恐れがある。(黒田壮吉)